こんにちは。
ソウです。
個人事業主として6年以上、一人で気楽に仕事をしながら生活しています。
今回は、【頭のいい人が話す前に考えていること】という本をレビューします。
話題本として売れてるようでして、早速私も読んでみました。
読んだ感想を一言で伝えますと、【社会の中で信頼を得るための頭の良さを学べる本】になります。
この本を読んで大きく印象に残ったことは「本当の意味で頭のいい人ほど、相手の立場に立って物事を考えている」ということです。
私もそうですけど、頭がいい人というと大体以下のイメージを持つと思います。
·知識豊富で何でも知っている
·計算が早い
·記憶力が抜群
·要領が良く、仕事が早い
など。
確かに上記もいわゆる頭がいい人なのかもしれません。
しかし、それ以上に相手の立場に立って物事を考えるというのが、本当に頭のいい人である、ということをこの本からは学べます。
以下、本を読んでみて印象に残った部分をご紹介します。
ご参考になれば幸いです。
【頭のいい人が話す前に考えていること】を読んだ中で印象に残ったこと5つ
·感情的にならない
·安易に口を開かない
·自分完結の知能(学力)より、相手ありきの知能
·人の話をちゃんと聞く
·話を整理する手間は相手のコスト
他にも学べることだらけですが、あまり書きすぎてもネタバレのようになってしまいますので。
それぞれ、以下で詳しくお伝えします。
感情的にならない
感情的になったら、その時点で負け
【頭のいい人が話す前に考えていること】より引用
感情的になってもけっして良いことはありません。
なぜなら感情的になるほど、人は冷静な判断ができなくなるからです。
特に本書で書かれている、ある企業での具体例はイメージとして強く印象に残りました。
ある人物が正義感から部下を守るためにカッとキレる話なのですが、感情的になってしまった結果、守ったことを称賛されるわけでもなく、むしろ避けられるようになったという。
どんなに正義感を持ったとしても、感情的になってしまったら、その時点で負けという事例です。
改めて、感情的になることの損失を感じました。
冷静第一ですね。
安易に口を開かない
とにかく反応するな
【頭のいい人が話す前に考えていること】より引用
感情的に口が開きそうになったときは、とにかく口を開くなという解説です。
ムカついたときなど、つい口が先走ってしまうこともあると思います。
しかし、著者は「とにかく反応するな」と。
そして、少し待つことで冷静さを取り戻しながら考えなさいと説明しています。(少し待つのにも心理学的な根拠があります)
これも上記の「感情的になったら、その時点で負け」につながりますね。
とにかく感情に流されるなということですね。
自分完結の知性(学力)より、相手ありきの知性
社会的知性こそが、真の知的馬力
【頭のいい人が話す前に考えていること】より引用
本書では、学力的な知性よりも社会的知性を重要視しています。(学力が不要とは言ってません)
社会的知性について、本書では以下のように定義されています。
他者の考えを読み、他者の信頼を得て、他者の心を動かす能力
【頭のいい人が話す前に考えていること】より引用
結局社会に出れば、人と人のつながりで仕事をおこなっていきます。
そのためには、学力的な知性より、人のことを考えられる社会的知性が大事だということですね。
これは私も普段からの仕事で痛感するところ。
基本的に1人仕事ですが、それでも取引先など一定数関わる人はいます。
私のように個人で仕事してる場合、ことさら相手の信頼を得るということは重要です。
信頼なくなれば、お役御免ですので。
いかに相手の考えてること、求めてることを理解し、信頼を得るか、とても大切なことですね。(当たり前といえば当たり前かもしれませんが)
人の話をちゃんと聞く
「聞く」と「ちゃんと聞く」には大きな溝がある
【頭のいい人が話す前に考えていること】より引用
この一文も刺さりましたね。
聞くだけでしたら、耳の聞こえる方であれば誰でもできますが、「ちゃんと聞く」ということができない人はたくさんいるというのが、本書での主張になります。
恥ずかしながら、私も普段ちゃんと聞けてないことがたくさんあると感じます(本を読んで改めて思い返したところ)。
自分に都合のよい解釈をしないように気をつけたいです。
ポイントとしては、いきなり自分の意見を言わず、「こういうこと?」みたいに、あくまで相手に確認する姿勢が重要かと。(あくまで相手が主体)
自分の意見ばかりではなく、まずは相手への確認。
自分のことばかり考えず、まずは相手の話に好奇心を持って、全集中ですね。
話を整理する手間は相手のコスト
言語化コストを意識せよ
【頭のいい人が話す前に考えていること】より引用
簡単に言えば、こちらの伝えたいことを相手が整理する手間です。
相手が手を止めてこちらの話を整理する手間がふえるほど負担も増すということですね。
この言語化コストという言葉は初めて聞きましたが「ハッ」とさせられますね。
私もそうですが、おそらく多くの人が無意識にやってしまってることではないかなと。
言葉の整理を【コスト】と考えることで、より相手への気遣いの意識が高まるなと。
この本で学べるのは、記憶術といった類のものではなく、社会生活で信頼を得るための考え方
上記でもお伝えしましたが、この本は、計算力とか記憶力といった頭の良さを学べるものではありません。
もっと大切な、社会生活で人からの頼りにされるための思考力を身につけるための本です。
仕事は結局、人と人のつながり、ということは既に社会人である方ならご納得いただけるかと。
どんなに記憶力が良くても、どんなに計算が早くても、人の信頼を得られなければあまり意味はありません。
私も個人で活動してますが、特別能力が高くなくても、単純に人を大切にする意識があるだけで重宝してもらえるということを、身をもって感じております。(もちろん能力が高いならそれに越したことはありませんが。)
本書を読み、社会生活で信頼を得るための思考力を磨く、そのための教養本としてとても学べると、個人的には感じました。
まとめ
·本書は社会生活の中で信頼を得るための頭の良さを身につけるもの
【本書で印象に残った部分】
·感情的にならない
·安易に口を開かない
·自己完結の知性(学力)より、相手ありきの知性
·人の話をちゃんと聞く
·話を整理する手間は相手のコスト
小手先ではない、本質を学ぶ教養本としてオススメです。
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